Chapter 02 · StoriesDrinkware Stories

グラスの話。

焼酎グラスから日本酒の猪口、ウォッカのショットグラス、ビールジョッキまで — 一つの酒器に込められた飲酒文化の歴史を簡潔に。

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記事一覧。

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2026.10.08

爵(しゃく)— 飲み干そうとすると柱が目を突くという青銅の酒器

注ぎ口の上に二本の柱が立つ古代中国の青銅酒器、爵。首を反らして飲み干そうとすると柱が顔に当たり、飲みすぎを防ぐという話が有名だ。だがこの話はいつ生まれたのか。底に残る煤、宋代の学者が付けた名前、そして酒器が爵位の名になるまで。

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2026.09.30

クンカ — ガリシアの人々が赤ワインを白い碗で飲むわけ

スペイン北西部ガリシアの居酒屋で赤ワインを頼むと、グラスではなく取っ手のない白い碗が出てくることがある。125ミリリットルほど入るクンカだ。白い釉の上で紫に見える度数の低い新酒、クンカが使われるようになった理由として語られるいくつかの説、貧しい家と裕福な家のクンカの違い、そして国境の向こうポルトガルのマルガまで。

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2026.09.28

リュクルゴスの杯 — 光を当てると赤く変わる1600年前のローマのガラス

手前から照らすと濁った翡翠色、背後から照らすとルビーのように赤い。大英博物館にある4世紀ローマのガラス杯「リュクルゴスの杯」の秘密が解けたのは1990年のこと。ガラスの中に散らばる70ナノメートルの金銀合金の粒だった。ローマの職人はそれを分かって作ったのか、厚さ15ミリのガラス塊をどう削り出したのか、そしてなぜこの杯が21世紀のセンサー研究室に呼び戻されたのか。

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2026.09.04

シャンパンクープ — マリー・アントワネットより90年早く存在したグラス

王妃の胸を象って作られたという浅くて広いシャンパングラス。しかしクープはマリー・アントワネットが生まれる90年前から存在した。伝説の出どころ、実際に胸の形で作られた器の正体、そしてクープがフルートに取って代わられた本当の理由と、いまフルートまで疑われている理由。

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2026.08.19

ネイビーラムとグロッグ — 艦上で配給された一杯

イギリス海軍は300年近く、毎日決まった量のラムを配給していた。水を混ぜよという1740年の命令からグロッグという言葉が生まれ、71ミリリットルの計量カップひとつが艦上の通貨として働いた。1970年7月31日、最後の一杯が注がれた日までの話。

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