ジャックダニエルJack Daniel's
アメリカテネシー・ウイスキー炭濾過
設立1866
蒸留所リンチバーグ · テネシー
所有ブラウン・フォーマン
スタイルテネシー・ウイスキー
特徴サトウカエデの炭で濾過
代表オールド No.7 · ジェントルマン・ジャック
世界で最も売れているアメリカン・ウイスキー。熟成の前に炭で濾す。
香味公式・評論基準
バナナバニラキャラメルオークほのかな燻甘いトウモロコシ
用語入門者向け
テネシー・ウイスキーバーボンの条件を満たしつつ、熟成前に炭で濾す「リンカーン・カウンティ製法」を加え、テネシーで造るウイスキー。
リンカーン・カウンティ製法蒸留したての原酒をサトウカエデの炭層にゆっくり通し、荒い香りを整える工程。ジャックの柔らかさの秘訣。
オールド No.7黒ラベルの看板。名の「7」の由来は会社も定説を置かない。
マッシュビルウイスキーを造る穀物の配合。ジャックはトウモロコシ80%にライ麦と大麦麦芽を加える。
ラインアップ・コレクション
オールド No.7黒ラベルの看板。コーラと割る「ジャックコーク」の基本で、世界で最も売れる一本。
ジェントルマン・ジャック炭濾過を二度行い、より柔らかく整えたプレミアム。
シングルバレル一つの樽から単独で瓶詰めし、個性がはっきりしたライン。
テネシー・ハニー · アップル · ファイア蜂蜜・りんご・シナモンを加えたリキュール系。
ボンデッド · エイジド100プルーフのボトルド・イン・ボンド、10・12年など近年の高熟成・高アルコール。
熟成別の価値データ基準2026.6 時点
オールド No.7看板 · ミキシング約4,000円〜
ジェントルマン・ジャック二度濾過のプレミアム約6,000円
シングルバレル樽ごとの個性約1万円
★ 10年 (エイジド)熟成表記の限定 · 2021復活約2万円
ジャックダニエルの力はオークション最高額ではなく、圧倒的な販売量にある — 世界で最も売れているアメリカン・ウイスキーだ。シナトラ・セレクトやエリック・チャーチのようなコラボ・限定版がコレクター領域を埋め、2021年からは10・12年といった熟成表記の製品を再び出してプレミアム側にも足を広げた。
価格は免税・小売の目安 · 限定版はブランド公開価格(変動大) · 個人の試飲評価ではない
製法・特徴
ジャックダニエルはバーボンの条件(トウモロコシ51%以上・新しいオーク樽)を満たすが、自らをバーボンではなくテネシー・ウイスキーと呼ぶ。違いは熟成の前段階 — 蒸留したての原酒をサトウカエデの炭層にゆっくり通し、荒い香りを整えるリンカーン・カウンティ製法だ。その結果がバナナ・バニラの柔らかな甘みで、コーラと割っても崩れない均衡を生む。
最古の登録蒸留所1866年にジャック・ダニエルが米連邦に正式登録した第1号蒸留所とされる。
炭で濾す蒸留直後の原酒をサトウカエデの炭層に通すリンカーン・カウンティ製法が、バーボンと異なるテネシー・ウイスキーの核だ。
コーラと一杯「ジャックコーク」に代表されるミキシング文化が、ブランドをロック・パーティのアイコンに育てた。
黒ラベル角瓶とオールド No.7の黒ラベルは、ウイスキーを知らない人も見分ける象徴になった。
歴史
1866年、ジャスパー・ニュートン「ジャック」・ダニエルがテネシーのリンチバーグに蒸留所を建て、米国で最古の登録蒸留所とされる。20世紀に入り角瓶と黒ラベル、そしてロックスターが手にする姿で世界に広がり、今日ブラウン・フォーマンの傘下で最も売れるアメリカン・ウイスキーになった。
国ごとの嗜好
本国アメリカでも世界でも、ジャックダニエルはバーの定番でありパーティの酒だ。コーラと割るジャックコークや蜂蜜を加えたジャック・ハニーで初めてウイスキーに触れる人が多く、ロックで自由なイメージがブランドに付きまとう。日本でもバーやコンビニで馴染み深い一本だ。シングルモルトの香りを追うより、気軽に割って飲む楽しさに近い。
◆似合うグラスシグネチャー
オールド No.7はコーラやジンジャーエールと割るハイボールが本領で、細長いグラスに氷と炭酸で冷たく飲む。ジェントルマン・ジャックやシングルバレルの香りを見たいときは、グレンケアンにストレートか大きな氷ひとつが向く。同じ一本でもグラスを替えれば飲み方が分かれる。
出典 · 製法・ラインアップ — jackdaniels.com · 限定版はブランド公開価格 · 製品画像 — Jack Daniel's