グレンモーレンジィGlenmorangie

スコットランドシングルモルトハイランド
グレンモーレンジィ
設立1843
蒸留所ハイランド · テイン
所有モエ ヘネシー (LVMH)
スタイルシングルモルト · ハイランド
蒸留器スコットランド最長
代表10 · ラサンタ · キンタ ルバン · 18

スコットランドで最も背の高い蒸留器から生まれる、軽やかで華やかなシングルモルト。

香味公式・評論基準
柑橘バニラ蜂蜜ミントほのかなオーク
用語入門者向け
シングルモルト一つの蒸留所で大麦麦芽だけから造るウイスキー。
ハイランドスコットランド北部の広い産地。スタイルは多様だが、おおむねバランス型。
カスクフィニッシュバーボン樽熟成のあと、シェリー・ポート・ソーテルヌ樽へ移して香りを足す仕上げ。グレンモーレンジィが「エクストラ・マチュアード」として広めた。
デザイナーカスク米ミズーリの指定林でゆっくり育てた樫から自前で組み、バーボンを詰めて空けた樽。バニラ・スパイスをまとわせる。
ラインアップ・コレクション
オリジナル 10年バーボン樽のみ。桃・柑橘の軽やかで華やかな基準。
ラサンタ (12年)シェリー樽仕上げ。ドライフルーツとカラメルの甘み。
キンタ ルバン (14年)ポート樽仕上げ。チョコレートとミントの濃い肌理。
ネクター ドール (12年)ソーテルヌ(貴腐ワイン)樽仕上げ。蜂蜜とレモンカード。
シグネットチョコレートモルトで造る高ローストのNASプレミアム。
18・25年 · 限定長熟やプライドなどのコレクターライン。
熟成別の価値データ基準2026.6 時点
オリジナル 10年コア · 入門~7千円台
ラサンタ · キンタ ルバンカスクフィニッシュ~9千円台
シグネット高ロースト・プレミアム~3万円台
18年長熟~4万円台

グレンモーレンジィはマッカラン式の超高額コレクターより、カスクフィニッシュで多彩な香りを手頃な価格で見せる側だ。プライド1974のような超長熟限定は数千ポンドを呼ぶが、ブランドの重心は誰もが手に取れるコア・フィニッシュのラインにある。

価格は免税・小売のおおよそ · 主観的試飲ではない

製法・特徴

グレンモーレンジィの個性は軽さだ。スコットランド最長の蒸留器が重く油っぽい成分を濾し、桃・柑橘の繊細な原酒を生む。そこへ自ら設計したバーボン樽でバニラ・蜂蜜をまとわせ、シェリー・ポート・ソーテルヌ樽の仕上げで肌理を変える。ビル・ラムズデン博士が長くこの樽の実験を率いてきた。

スコットランド最長の蒸留器約5.1mでキリンの首ほど。重く油っぽい成分は上まで昇れず、軽く香り高い蒸気だけが越えて繊細な原酒になる。
カスクフィニッシュの開拓1990年代からポート・シェリー・ソーテルヌ樽仕上げを本格ラインに据え、「エクストラ・マチュアード」を広めた。
デザイナーカスク樽を米国で自ら設計・製作し、バーボンを詰めて空けてから使う。最終的な香りの多くがこの樽から来る。
テインの16人蒸留所を守る少数精鋭を「テインの16人」と呼び、ブランドの物語にしている。
歴史

1843年、ウィリアム・マシソンがハイランドのテインにある古い醸造所跡へ蒸留所を建てた。本来は別用途の中古の背高蒸留器が、偶然グレンモーレンジィ特有の軽いスタイルを生んだ。2004年にフランスの高級グループLVMH(モエ ヘネシー)が買収し、アイラのアードベッグとともに傘下に置いた。

国ごとの嗜好

韓国でグレンモーレンジィは、やわらかく華やかな入門シングルモルトとして通る。オリジナル10年の軽い果実香が親しみやすく、ラサンタ・キンタ ルバンでシェリーとポート仕上げの違いを比べる楽しみがある。濃いシェリーやピートが苦手な人にとって軽やかな出発点になる。

似合うグラスシグネチャー

繊細で華やかな香りなので、香りを集めるグレンケアン・コピタがよく合う。オリジナル・ラサンタは40度台でニートで十分、香りが閉じていれば水一滴で開く。香りが軽いぶん大きな氷は香りを閉じてもったいない。シグネットのような濃いラインはグラスでゆっくり香りを味わう価値がある。

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出典 · 製法・ラインアップ — glenmorangie.com · 製品画像 — Glenmorangie